車酔い対策!絶対に酔わない予防法
車酔いは、気持ち悪い吐き気との戦いであり、とてもつらいものです。近年、車酔いする子供も大変増加しています。大人も子供も実践できる、車酔いの対策と予防法をご紹介いたします。
車酔いの原因とは?
車酔いとは?
平衡感覚が乱されることです。人間の平衡感覚を保つ場所は、三半規管という耳の中の器官にあります。この三半規管の中のリンパ液が、傾いたり揺れたりすることによって、人は位置状況を判断することができます。
しかし、車に乗っていると、この三半規管の状態と、目で見ている情報が一致しなくなっていきます。例えば、体は動いていないのに、目で見る風景は流れていく。こういった情報のズレが不快だ!と脳で処理されます。
そうなると脳は、自律神経を興奮させて、血圧を変動させたり胃を動かすなど、結果、体の不調に繋がっていきます。
症状
主な症状は下記の通りです。
- 手足が冷える
- 顔面が蒼白になる
- あくびが出る
- 胃の中がグルグル回る感じがし、ゲップが上がって気持ち悪くなる
- 吐き気がする、嘔吐など
原因
過去に車酔いを経験している人は、酔った際のつらい思いが潜在意識に刷り込まれています。また酔ってしまうのではないかという不安感が、車に乗るのが怖いという悪循環に陥り、酔ってしまうのです。
三半規管以前の、精神的な問題が原因です。また、視覚と平衡感覚の不一致もあります。3Dのゲームや映画を見ていて、乗り物に乗っていなくても、車酔いの症状が出る人がいます。強い光が目に入る、光による刺激が原因です。
そして、運転手による急ブレーキ、急発進を繰り返されることによっても起こります。運転席以外に座っている人にとっては、予測不可なことを繰り返され、脳が不快だと感じます。
運転席で運転中に酔わないのは、自分で次の動きを考え操作しているので、自分自身で予測ができるという理屈からです。
車酔いの対策
下記の点が挙げられます。
- お腹いっぱい食べ過ぎない
- 前の夜は十分に睡眠をとる
- 体をしめつけないように、ゆったりとした服を着る
- 車の中でスマホを見続けたり、本を読まない
- 外の景色の遠くを眺める、ボーッとする
- 寝てしまう
- 車酔いに効くツボを押す
「内関(ないかん)」というツボで、場所は手首の周りにあります。お店では手首に巻くバンドも売っています。米粒をバンドエイドで貼ると効果が得られることもあります。
- 氷を食べる
自律神経である副交感神経が優位になったとき、車酔いが起こります。氷を口に含むと、脊髄に近い神経を冷やすため、副交感神経の働きを抑えて交感神経とのバランスがとれるようになります。
車酔いの予防
酔い止めの薬を服用する。
お薬の力を借りることも大切な予防の一助と考えます。薬局で酔い止めのお薬を購入し、乗車する30分前に服用しておきます。子供用の酔い止め薬も市販されています。
その他
私が実践しているものでは、乗車する前に「米酢」を水で薄めたものを飲みます。(必ず「米酢」を使用してください。穀物酢など他のお酢では効果がありません。)車酔いした後でも飲むと、30分以内には効いてきます。
魚の形をしたしょう油入れのような、小さな容器に3、4個ほど常備して、かばんに入れておくと便利です。私はこちらを教えてもらってから、8年間一度も車酔いをしていません。
お薬のように、頭が一日中ボーとなる副作用もありませんし、お酢は体にもいいものなので、一石二鳥です。良かったらお試しください。
まとめ
日常生活を送っていると、どうしても仕事で車に乗らなければならない時、長期休みに車で帰省する時など、車は私たちの生活に必要不可欠になっています。乗り物酔いでは、公共機関である電車やバスも挙げられます。
色々な車酔いの対策や予防法の中から、自分に合った予防法が一日も早くみつかるといいですね。