レンジフードの掃除の仕方 できるだけ簡単に!
コンロの上部にあるレンジフード。料理をしているときに出る油煙や蒸気を排気するためのものです。油煙を吸い込んでいるのだから、中はきっと油汚れでギトギトなんだろうな・・・。
たまにはレンジフードを分解して、中までちゃんと掃除しなければ!頭ではわかっていても、高い場所にある上に構造も複雑そうで、なかなか行動に移せません。ここでは、レンジフードをできるだけ簡単に掃除する方法をご紹介します。
気になっていたレンジフードをキレイにして、気持ちもスッキリさせましょう!
掃除をはじめる前に
レンジフードの掃除をはじめる前に、注意することがあります。まず、コンロに調理したものや鍋などを置きっぱなしにしている場合は、汚れが入ってしまうので片付けてください。次にレンジフードの電源を落とします。
コンセントを抜くか、ブレーカーを落とすか、どちらでも大丈夫です。そして、厚手のゴム手袋を着用します。レンジフードの凹凸で、手を怪我しないようにするためです。できれば、滑り止めがついているものがよいでしょう。
さあ、準備は整いましたか?
レンジフードを分解する
レンジフードの分解方法はこちらの動画も参照してください。
レンジフードには、ブーツ型や、浅型、整流板つきなど、いろいろな種類があります。パーツの分解の仕方は、取扱説明書を参照しておこなうのが確実です。
取扱説明書が手元にない場合は、各メーカーのホームページからダウンロードすることができます。ここでは、ブーツ型レンジフードの分解方法をご紹介します。取り外しが可能なパーツは、前板、フィルター、ベルマウス、シロッコファンの4つです。
前板
レンジフードの屋根に当たる部分です。レンジフードを内側から覗くと、右上部にコネクタがあります。コネクタの下についているツメを押しながら引き抜きます。本体内側の両サイドに前板を固定している金具があります。
金具を内側に回転させてロックを外し、前板をしっかり持って手前に引いてはずします。
フィルター
フィルターの下に取っ手がついています。取っ手をつまんで上に持ち上げ、手前に引いてはずします。
ベルマウス
フィルターをはずすと、ベルマウスというドーナツ型の金属板があります。取付ネジをゆるめて、ツメと逆の方向にスライドさせてはずします。取付ネジは、落下防止のためベルマウスからはずれない仕組みになっています。ゆるめるだけでOKです。
シロッコファン
筒状の形をしていて、側面にたくさんのハネがついたファンをシロッコファンといいます。シロッコファンの中央に、ツマミがあります。シロッコファンが回らないように片手で押さえながら、ツマミを「ゆるむ」の方向に回します。
ツマミがはずれたら、シロッコファンを両手で持って引き抜きます。
パーツ、本体を洗う
取り外したパーツは、台所用の中性洗剤を入れたお湯につけ置きします。パーツが入るような大きめの容器がない場合は、シンクに大きなゴミ袋を広げて、その中にお湯をためてつけ置きできます。
また、シンクに水をためるための排水溝のフタがホームセンターで売られていますので、活用しましょう。パーツをつけ置きしている間に、本体を洗います。お湯で濡らしたスポンジに中性洗剤を少しつけて、油汚れを落とします。
仕上げは水拭きします。シロッコファンが入っていた部分は汚れがひどく、こびりついている場合があります。こびりついていた場合は、いらないカードなどでこそげとります。
本体を洗い終わったら、つけ置きしておいたパーツをたわしでこすり洗いします。百均で売られている目地用のブラシを使うと、より手早く作業することができます。
パーツを元通りに組み立てる
パーツを組み立てるのは、分解したときと逆の手順でおこないます。パーツを水洗いしていますので、完全に乾燥させてから組み立ててください。組み立てた後は、正常に動いているか、異音がしないかなどを確認してください。
まとめ
いかがでしょうか。レンジフードの掃除の仕方をご紹介しました。レンジフードの中を掃除するには、はじめにパーツを分解しなければなりません。
最初はパーツのはずし方を探りながらの作業で時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえばテキパキ作業できるようになります。当サイトの掃除の仕方を参考にして、ぜひ挑戦してみてくださいね!