大人の癇癪持ちの治療法を症状別に調べてみました

癇癪を起こす男性

大人にも癇癪持ちの人がいるというのをご存知でしょうか。癇癪持ちだということを、本人も周りの人も気づいていないケースもあります。突然烈火のごとく怒り出す、怒り方が尋常ではない、ということを繰り返す場合は癇癪持ちなのかもしれません。

癇癪持ちは周りに理解されにくく、人間関係でトラブルを起こしがちになります。まずは自分が癇癪持ちであることを理解して、適切な治療を受けましょう。大人の癇癪持ちの治療法には、どのようなものがあるのでしょうか。

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癇癪の原因が病気の場合

大人の癇癪持ちは病気のケースもあります。どんな病気なのかを理解して、適切な治療をしましょう。癇癪持ちの場合は次のような病気の可能性があります。

発達障害

子供の頃から感情のコントロールができず、周りとのコミュニケーションに障害が生じてしまう病気です。相手の気持ちに無頓着で、すぐに怒り出してしまうことがあります。相手を怒らせてしまっても気づかずにマイペースなのが特徴です。

うつ病

気分が落ち込んだり、ヤル気が起きなくてイライラしていることも多くなり、怒りが爆発してしまうことがあります。

そううつ病

落ち込んだ気分とハイな気分が繰り返されるそううつ病ですが、そう状態のときに感情が高まり攻撃的になることがあります。また「そう」と「うつ」を繰り返すことで自分自身に不安などが生じイライラを抑えられなくなることもあります。

間欠性爆発性障害(IED)

些細なことで急に怒りが生じ、その怒りを抑えることができずに爆発させてしまう障害です。その怒りは長く続かずだいたい10分くらいで収まり、正常に戻ります。「怒りを我慢できない」のではなく「怒りを制御できない」状態になってしまう脳の疾患です。

境界線人格障害

若い女性に多い精神疾患で、活発な人に多いと言われています。気分の上下が激しく不安定な精神状態になることがあり、特に親しくなった人に対して感情を出すようになります。

このような病気の場合にはカウンセリングによる治療から始めるケースが多いようです。専門的な知識に基づいた心理療法で、対人関係療法や精神分析療法などいろいろな療法があります。

大人のためのアスペルガー発達障害改善マニュアル

病院以外の治療法

カウンセリング

同じ悩みを持った人たちとの触れ合いによって改善するというものです。自助グループなどは、共通の悩みを抱えた人たちが集うグループで、アルコールやギャンブルなどの依存症などいろいろなグループがあります。

癇癪持ちの場合はEA(イモーション・アノニマス)のミーティングなどがあります。EAとは医学的なアプローチや専門的なカウンセリングなどはなく、感情や情緒的な問題を抱えた人たちが集まり、ミーティングをすることで改善しようというものです。

怒りといった感情の他にも悲しみや不安、恨みや嫉妬、絶望感、倦怠感、疲労感などのさまざまな感情的な問題で、悩んでいる人が集まってミーティングをする交流の場です。病院で受けるカウンセリングとはまた違った効果があります。

病院で処方される薬

その他にも病院などで処方してもらう薬を使う治療法があります。それぞれの症状に適した薬を使うことが、病気にとって非常に効果的な場合もあります。眠気や吐き気などの副作用もあるので、きちんと医師の説明を受けてください。

セロクエル

気持ちを鎮めたりする薬です。脳内の情報伝達を正常にする働きがあります。

リフレックス錠

抗うつや抗不安といった効果があり、落ち込んだり悲観的な感情に効果があります。

コンスタン

不安を和らげる効果がありさまざまな心身症に使われます。

パキシル

落ち込んだり不安な気分を改善させるセロトニンを増やす薬です。セロトニン系にだけ働きかけるので副作用が少ないといわれています。

心の傷による場合

小さな頃に受けた心の傷が何かの拍子に飛び出し、そのトラウマが顔を出した瞬間に爆発することもあります。この場合も病院でのカウンセリングや、自助グループなどへの参加から始めてはいかがでしょうか。

過去のトラウマを見つめ直すことで改善できることもあります。

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怒りっぽい性格の場合

癇癪持ちの人は完璧主義者や、常に先のことを考えている人などに多いといわれています。自分の計画通りに物事がすすまないことでイライラし、周りに当たり散らしてしまう人です。

こういった場合は、自分がイライラしていると思った時にこのようなことをしてみてください。

  • 深呼吸で気持ちを落ち着ける
  • 「そんなに怒ることか?」と自問してみる
  • 自分の体を叩いたりつねったりして冷静になる
  • その場を離れる
  • ガムや飴などで紛らわす
  • スマホなどにお気に入りの音楽を入れておいて、すぐに聴けるようにしておく
  • 顔や手を洗う

このようなことで気を紛らわしたり、気持ちを落ち着かせることで怒りを抑えましょう。そして自分の気持ちや感情をコントロールできるようにするのも改善策のひとつです。

マイナス思考

マイナス思考もイライラを募らせる原因になります。プラス思考で物事を考える習慣をつけてください。

完璧主義者

癇癪持ちは完璧主義者に多いと言われています。自分の理想にとらわれず、また周囲の目や自分への評価などもあまり気にせず、気を長く持つようにしてみましょう。

怒りのコントロール

怒りが出てきた時「怒らない」と念じても失敗することがあります。無理にそう思わせることで余計に感情が抑えられなくなるときです。このような失敗を繰り返す時は「怒ってもいい」と思うようにしてみてください。そう思うことで怒りの感情が収まることもあります。

怒りやイライラをを抑える市販薬

根本的な解決にはなりませんが、イライラを抑える市販薬もあります。薬に依存しないようにしてください。

抑肝散(ヨクカンサン)

神経の高ぶりを抑える漢方薬です。子供の夜泣きなどに使われていたものですが、さまざまな精神疾患などに使われています。

アロパノール

抑肝散が配合されていて神経の高ぶりを鎮めるものです。副作用もなく、ドラッグストアなどで購入することができます。

イララック

鎮静作用のあるチャボトケイソウが入った自然由来のものです。こちらもドラッグストアなどで購入できます。

まとめ

癇癪は本人も辛い思いをしますが、周りの人たちも巻き込んでしまいます。社会生活に支障をきたすような癇癪であっても、本人の努力や治療によって改善できます。

一人で悩まずに、カウンセリングを受けたりミーティングに参加したりして、相談できる場を作ってみてください。

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