人間ドックの費用を補助金制度で安く受ける方法
生活習慣病の予防や、ガンの早期発見に役立つ人間ドッグですが健康保険が適用されないため、費用は高額になります。健康のためには受けておきたいですが、費用面がネックで二の足を踏んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、補助金制度で人間ドッグを安く受ける方法を紹介します。
目次
人間ドッグの費用はどのくらい?
受診するコースやオプション検査の追加によってその料金はさまざまです。加えて受診する施設によっても大きく変わります。一般的な人間ドッグの料金は以下の通りです。
- 日帰り人間ドッグ・・・約3万~5万円
- 1泊2日コース・・・約5万~7万
- 脳ドッグ・・・約2万~5万
- PETコース・・・約8万~15万
さらに、ホテルのような病院でVIP待遇で受けられるところもありますが、そういう施設は数十万かかってしまうこともあります。健康のためとはいえ、家計から捻出するにはためらってしまう額です。
人間ドックの補助金制度とは?
補助金や保険の割引サービスを利用すれば、費用をぐっと抑えることができます。人間ドッグの費用を抑える方法は、大きく3つのパターンに分けられます。
国民健康保険……市区町村の役所で補助金を申請する
国民健康保険に加入していて、保険料の滞納がない人が対象です。基本的に年度内に1回申請できます。市区町村により、指定の医療機関の有無や補助金額、申請方法はさまざまで、対象年齢に期限がある場合もあります。
また、申請手続きのタイミングも「受診前」「受診後」「受診前後の両方」とそれぞれなので、申し込むときに確認しましょう。
社会保険……健康保険協会、健康保険組合の補助を利用する
会社員が加入している社会保険にも補助制度があります。中小企業の多くは、全国健康保険協会に加入しています。協会の指定医療機関に事前予約をすると、低価格で人間ドックが受診できます。
健康保険組合に加入している場合も、組合によって対象年齢や内容が異なりますが、人間ドッグの補助が受けられます。指定の医療機関で受診するなどのルールもありますので、確認してから申請しましょう。
利用できる年齢は30~35歳以上のところがほとんどです。大企業やグループ会社の組合には通院ドックが6,000円で受けられるところもあります。各健康保険組合は公式サイトなどで、補助金について知ることができます。
本人(被保険者)だけでなく、扶養家族(配偶者、被扶養者)も使えることが多いので、主婦の方もご主人の健康保険を一度チェックしてみてください。
生命保険の場合……提携医院で割引サービスを使う
生命保険の中には、人間ドックの割引サービスを行っているものがあります。例えば、「提携医療機関で人間ドックを受診すると、検査費用から最大30%の割引が受けられる」などです。
検査施設が限られたり、施設や検査内容によって割引率は変動したししますので注意しましょう。
生命保険会社が、人間ドックの予約の手続きをしてくれることもあるので、意外とスムーズに申請できます。
人間ドッグを受けるときのポイント
注意していただきたいのが、人間ドッグの価格を抑えることに目が向くあまり、料金だけでプランを決めてしまうと、がんなど命に関わる病気の検査が抜けることがあります。肝心の検査内容が適切でなければ、人間ドックをする意味がありません。
費用も大切ですが、検査項目にがんや感染症など受けるべき検査が含まれているかも必ず確認しましょう。
まとめ
自費で受けるとなると、高い費用がかかってしまう人間ドッグですが、補助金を使えば、低額で受けることが可能です。せっかく保険料を支払っているのですから、使わない手はありません。
いまや2人に1人はガンになると言われている時代です。まだ一度も受けたことがない方は、この機会にぜひ一度受けてみてください。