賃貸保証会社の審査内容と審査基準

賃貸

賃貸保証会社というものをご存知でしょうか?部屋を借りる時には通常連帯保証人が必要ですが、今までは親兄弟、親戚などに頼むことが一般的でした。

ですが最近では身内には頼みづらい、高齢で頼れる人がいない、などというケースも多くなっています。そんな状況下で登場したのが賃貸保証会社です。

日本では1983年にできた近畿保証サービスが初めてだといわれていて、1990年後半から徐々に増えている傾向にあり、2008年のリーマンショック以降急速に伸びたといわれています。

さて、そんな心強い賃貸保証会社ですが、誰でも利用出来るわけではなく当然審査というものがあります。その審査内容や審査基準とは一体どのようなものなのでしょうか?

スポンサードリンク

賃貸保証会社はどんなときに利用するのか

「賃貸保証会社」という呼び方の他にも「家賃保証会社」や「家賃債務保証会社」などとも呼ばれていますが、まだ新しい業態なのでご存知ない方も多いと思います。

賃貸で部屋を借りる時に見る物件情報に「連帯保証人不要」と掲載されていた場合、この賃貸保証会社の利用が条件である、という物件も増えています。

なぜか?

貸主にとっても最大のメリットは家賃の滞納を防ぐことができるからです。一般的な連帯保証人よりも回収できる確率が高くなります。

それは賃貸保証会社が貸主に変わって滞納家賃の回収業務をするからです。親や兄弟といった連帯保証人や、大家さん、管理会社が家賃の催促をするよりも、賃貸保証会社の取り立ての方が当然厳しいものになります。

よくドラマなんかである

「ちょっとぉ〜、早く家賃払ってちょうだいよ!」
「ごめん!大家さん、来月まとめて払うから1ヶ月待ってくださいよ!」
「もう、しょうがないわねぇ。来月には耳をそろえて払ってちょうだいよ!」

なんていう会話は通用しません(笑)特に保証会社への支払いが滞るようになったら、立ち退きなんていうことにもなりかねません。

貸主側に大きなメリットがあるように見えますが、連帯保証人を立てられない個人の場合はこのような会社を利用するしかありません。特に高齢者や障がい者世帯、外国人などにとってはメリットが大きくなります。

ただし、賃貸保証会社を規制する法律は、動きはあるようですが今現在ではまだないのでトラブル件数も増えていて、保証会社を選ぶ時には十分な注意が必要になります。

ブラック会社を選ばない方法についてはこちらをご覧ください。

審査があまい賃貸保証会社の選び方

賃貸保証会社の審査内容とは

契約

入居する時の審査は保証会社によって違いますが、おおまかにはこのようなものになります。

収入に対する家賃

一般的には収入に対し家賃が30%くらいが妥当とされていますが、保証会社によっては25%と定めているところもあります。

例外もあり、例えば収入が10万円だとして家賃が3万円の場合は、生活費に充てられる収入が少なくなるので、家賃の支払いが困難になる可能性があると考えられます。このように生活費を含めた収入、支出の面からも審査がおこなわれます。

家賃の金額

保証会社が審査をするうえで重要なのは回収できるかどうかです。年収が高くても家賃がそれなりに高い場合は、回収が困難になると予想されます。

今の時代リストラや会社の倒産といったことも多く、契約時は年収が高くてもいつ収入が減ってしまうかわかりませんよね。そういったことも審査の対象になります。

借主の職業や年齢

保証会社の見るところは、滞納した時に回収できるかどうかです。他に連帯保証人がいるとか、公務員のような安定した職業である、年齢も若い方が通りやすいといえます。

逆に75歳を超えた年齢で単身入居の場合は審査が通りにくいケースも多くなります。

滞納歴

以前加入していた保証会社で滞納などがあった場合は、審査が通らないことがあります。ですが保証会社では個人信用情報機関の情報を照会することができないので、別の保証会社では審査が通ることもあります。

特別な例として夜逃げなどの悪質なケースは全国保証業協会(LICC)で共有データとなっているので、どこの保証会社でも難しいかもしれません。審査に落ちてしまう原因についてはこちらをご覧ください!

賃貸保証会社の審査に落ちる原因

スポンサードリンク

賃貸保証会社の審査基準が会社によって違うのはなぜ?

賃貸保証会社は現在とても多くの企業によって展開されています。クレジットカードを提供しているような信販会社や、消費者金融から展開した会社などもあり、審査基準はそれぞれの会社で大きく違ってきます。

なので、ある保証会社では通らなかったけど別の保証会社では通った、ということは良くあります。その理由のひとつにデータベースの存在があります。

このデータベースは全国津々浦々の保証会社が共有しているものではなく、それぞれ作られた団体ごとで管理しています。団体が違えば共有情報も違ってくるので、過去の滞納情報がすべてわかるわけではありません。

契約しようとしている保証会社がどこの団体に属しているのかがわかれば、過去の家賃の滞納で審査に落ちることはないということになります。ですがどこの賃貸保証会社でもほぼ審査は通らない、といったケースもいくつかあります。

  • 家賃滞納を何度も繰り返している
  • まだ払い終わっていない滞納家賃がある

これらの場合はどこの賃貸保証会社でも審査が通るのは難しくなります。審査に落ちやすい人には意外な共通点がありました。詳細はこちらをご覧ください!

賃貸保証会社の審査に落ちる人の共通点

まとめ

もともと賃貸保証会社は保証人をつけることができない人にとっての保証人の代わりになってくれる役割でした。

しかし最近では家賃滞納対策として契約するのが目的となり、連帯保証人の他にも保証会社と契約を結ばなければならない物件も増えています。そして賃貸保証会社から不動産会社(管理会社)へのキックバックもあるといわれています。

不動産会社としては当然キックバックの多い賃貸保証会社を選びますよね。そうなると賃貸保証会社は自社が赤字にならないために保証委託料の額を上げることになります。

結局しわ寄せが来るのは借主です。これからはもっと借主にもメリットのあるサービスや法規制に期待したいですね。

※こちらの記事では賃貸保証会社の選び方や審査基準、現状の問題点などをご紹介しています。

スポンサードリンク

コメントを残す

このページの先頭へ