尿が泡立つのは病気?正常な尿との違いはなに?

診察

最近なんだか尿が泡立つんだけど、もしかして何かの病気かもしれない。そんな心配をしたことはありませんか?今回は、尿が泡立つ仕組みと原因となる疾患をご説明いたします。

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なぜ尿は泡立つのか

尿が泡立つだけで何かの病気になってしまっているとは限りません。健康に問題の無い人の尿も泡立つことがあるのです。本来、健康な人の尿にはごく微量のウロビリノーゲンという泡立ち作用のある物質がふくまれています。

このウロビリノーゲンが作用して健康な人でも尿が泡立つのです。その他に、運動をして汗をかいた、水分補給をあまりしなかったため水分不足気味になった等の理由から尿が濃くなり、粘り気を帯びて泡立ってしまっている場合です。

これらが理由の泡立ちはすぐ消える性質があり、正常な尿とされています。

尿の成分

成分を見る女性

尿の成分は肝臓でろ過された老廃物がほとんどで、身体に必要な成分が排出されることはめったにありません。

正常な尿

もともと私たちの正常な尿には以下のようなものが含まれます。

  • 約98%の水
  • ウロビリノーゲン
  • 塩素
  • ナトリウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • リン酸等のイオン
  • クレアチニン
  • 尿酸
  • アンモニア
  • ホルモン

疾患を伴う尿

疾患が原因とされる尿にはタンパク質(タンパク尿)、糖、アセトン体などが含まれている可能性があります。

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疾患を伴う尿の泡立ち

糖尿病

尿が泡立つ原因となる疾患で代表的なものが糖尿病です。糖尿病は、血液の中の糖の濃度が高くなって、それが血液中に160mg/dlを超えると尿に含まれるようになり、尿に粘り気を与えます。

粘り気が強くなるせいで尿が泡立つのです。また、糖尿病の尿にはアセトン体という物質が含まれ、甘酸っぱいにおいがすることがありますので、そちらもあわせて疾患発見のサインとするとよいでしょう。

腎機能の低下

腎臓は、私たちの身体に必要なものとそうでないものをろ過して分けてくれる機能を持っています。必要な成分は身体に再吸収され、不要となったものは老廃物として尿になるのです。

腎臓の機能が低下すると、私たちの身体に必要な成分であるタンパク質が尿に含まれて排出されます。そのタンパク質が泡立つ原因となって現れてきます。

これらの症状が出た場合、慢性腎炎の可能性が出てきますので、気になる泡立ちが出ているようなら一度、病院を受診してみましょう。

肝機能の低下

肝機能が低下すると、尿中に含まれるウロビリノーゲンの量が増え、泡立ちも強くなります。このときのウロビリノーゲンの量は通常の数十倍にものぼります。

あげられる疾患としては、肝炎や肝硬変、肝臓がんなど重い病気が考えられ、見逃してしまっていると取り返しのつかない状態になっていることもありえます。

溶血性黄疸

黄疸はビルビリンという成分が増えている状態を言います。ウロビリノーゲンはビルビリンという物質から分解されてできたものです。

何らかの原因で赤血球が破壊される(溶血といいます)とビルビリンが増え、結果的に尿中のウロビリノーゲンが増え、泡立つ原因となります。

正常な尿と疾患を伴う尿の違い

正常な尿が泡立つのは短時間だけと最初に述べましたが、そうでない疾患を伴う尿はどのように泡立つのでしょうか。正常でない尿は、クリーミーでなかなか泡が消えることがありません。

例えるなら、ビールの泡のように泡立っている尿はいずれかの疾患にかかっていると疑ってよい状態と言えます。

まとめ

さて、尿が泡立つ仕組みと泡立ちの原因となる疾患について見てきました。肝臓がんなど、重い病気も隠れていることがわかり、いっそう不安が増した方もいらっしゃるかと思います。

もし、短時間で消えずに残っているほど尿が泡立つようなら、早めに病院にかかり、早期発見の早期治療で重症化する前に治してしまいましょう。

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