カビを食べたらどうなる?症状や正しい対処法は?

かびたイチゴ

食べ物にカビがあああ!
なんてことはみなさんも経験したことはあると思います。

「そんなこと、ないわよ!」っておっしゃる方だって、みかんやパン、お餅ならどうですか?結構カビはかんたんについてしまいます。そんな食べ物についてしまったカビ、もし誤って食べてしまったらどうなるのでしょうか?

正しい対処法やカビによって起こる症状など、いろいろな”カビを食べたらどうなる?”の疑問についてお答えさせていただきます。

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食べ物に生えるカビの種類とは?

カビとは細菌やウイルスと同じ微生物の一種で「真菌類」といい、食品につくカビにはいくつか種類があります。カビが作り出すもので有害なものを”カビ毒”といい、確認されているだけでも300種類を超えています。

青カビ(ペニシリウム)

パンや果物などに多く見られるのが青カビです。青緑色のカビで、ほこりや土の中など広く発生しています。カビ毒はありますが強力なものではありません。

大量に摂取するとアレルギー疾患や下痢などの症状の他、蓄積されると発がんの可能性もありますが、カビを大量に食べることは考えにくいので、少量であれば問題ありません。

コウジカビ(アスペルギルス)

多くの食品に発生していて、色は緑や茶色、白や黄土色など様々、食品や薬品など有益な使われ方をする種類と、強い毒性を持つ種類があります。

有益な使われ方をするカビとは発酵食品や消化薬などに使われ、デンプン分解やたんぱく質分解に優れたカビです。強い毒性のカビは国産の農産物での検出はありません。

ススカビ(アルタナリア)

グレーや黒っぽいフワフワしたカビで、野菜や果物に多く生えます。空気中や植物、穀類などにも発生しています。胞子が大きく、鼻孔に長く留まるのでアレルギー性鼻炎を引き起こすともいわれていますが、カビ毒はありません。

赤カビ(フザリウム)

ピンクっぽいカビで、パンやご飯などに生えます。カビ毒を作り出すため下痢や嘔吐といった食中毒を起こします。

アズキイロカビ(ワレミア)

糖度の高い食品に多く褐色や濃い茶色の小さめの集落を作ります。カビ毒はありません。

カワキコウジカビ(ユーロチウム)

やや乾燥した環境を好み、お菓子や魚介の乾燥したもの、ジャムや佃煮などに生える青緑色のカビです。カビ毒はありますが、強いものではありません。

黒カビ(クラドスポリウム)

よくお風呂場にあるカビで、お菓子や野菜の他にも多くの食品に生えます。黒っぽいカビで、空気中にあるカビで最も多いとされています。 カビ毒はありません。

黒色酵母様菌(アウレオバシジウム)

白からだんだん黒い集落に変化、清涼飲料水や果物、野菜などにも生えます。カビ毒はありません。

食品に生えるカビって青カビくらいしか思いつきませんが、結構たくさんあるんですね。気になる黒ずみや部分的に変色している食べ物は、よ〜く観察してカビかどうか見極めてから食べるようにしましょう。

特に気をつけたいのが冷蔵庫の中です。カビの発育が抑制されるのはだいたい5℃以下、そして繁殖できなくなるのが0℃以下なので、冷蔵庫の隅に放置されていた果物や野菜がカビてしまうのも当然です。

冷蔵庫の掃除と点検も定期的にするようにしましょうね。

カビを食べたらどんな症状が出る?

  腹痛の女性

カビは少量であればさほど人体に影響はありません。もし誤ってカビを食べてしまっても、カビ菌は胃酸によって消滅させられます。

カビの中には「アフラトキシン」という最も危険な発ガン物質もあり、肝機能障害などを起こし、死亡に至るケースもあります。

ですが日本では農家などに「アフラトキシン」に対する厳しい規制や監視があるので国産品から検出されたことはなく、輸入品に対しても厳しい基準が設けられているので、日本国内で買ったものからアフラトキシン中毒になる心配はありません。

こんな怖いカビもあるんですね。さて、もしカビを食べてしまった場合ですが、症状が出るとしたら軽い腹痛や下痢などの症状で終わることがほとんどです。

気持ちが悪い、吐き気がする、という症状が出ることもありますが、カビを食べてしまった心の動揺からくることもあります。症状がひどくなければ、少し落ち着いて様子をみましょう。

軽い下痢の場合はある程度の症状が治まるまで、下痢止めの薬などは使用しないほうが良いでしょう。下痢は体内の毒素を排出するためのものなので、毒素を出してしまうためにも安易に下痢止めを服用するのは控えたほうが良いです。

下痢が続くと今度は脱水症状が起きます。常温か温かい飲み物を摂るようにしましょう。激しい腹痛や嘔吐などの症状が出た場合は、カビによるものより食中毒などが疑われます。

下痢の症状がひどい、または腹痛など痛みがひどい場合は、迷わずすぐに病院で診てもらってください。

カビを食べてしまったときの対処法は?

特に症状が出なければ、何もしなくても大丈夫です。気分的には良くありませんが、気にせずそのままにしていましょう。いや、どうしても気になる、というときは殺菌効果のある食べ物を摂るのがお勧めです。

  • 梅干し
  • 生姜
  • お酢
  • ねぎ
  • にんにく
  • わさび
  • 大葉やシソ
  • 唐辛子

これらは殺菌効果や抗菌作用があるので、梅雨の時期などはとくに食べておきたい食べ物です。お寿司につきもののわさびやガリ、酢飯にもきちんと意味があったんですね。お寿司を食べるときは、できるだけガリも一緒にいただきましょう。

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結局カビを食べたらどうなる?

答えは・・

大量に、そして継続的に食べなければ特に問題ありません。ですがカビの生えた食べ物イコール細菌が繁殖しやすい環境です。

健康な人は問題なくても子供やお年寄り、それに体調が悪いときなどは嘔吐や下痢などの食中毒の症状が出ることもあります。昔に比べると強力な細菌が増えていて、薬の効果も期待できないような細菌もあります。

お餅や食パンなどはカビの部分だけ排除して食べることも多いと思いますが、全部処分したほうが良さそうです。(もったいないですけどね)

まとめ

「カビなんて大嫌い!」と思うのも当然ですが、実は結構食べてるんですよ。例えば日本人になじみの深い麹も食べられるコウジカビというカビの一種で、醤油や味噌、日本酒なども麹で作られた食べ物です。

またヨーグルトやワインなどは、カビを利用して作られています。ブルーチーズなどはそもそもカビているチーズですよね。3万種以上あるといわれるカビ、人体に有害なものや無害なものもあり、まだ未知のカビも多くあると言われています。

奥が深いカビ、上手に付き合っていきたいですね。

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