火傷の水ぶくれが破れた時の対処法

包帯をまく手

火傷の水ぶくれが破れてしまった時、皆さんどうされていますか?「どうしたらいいかわからない」方もいらっしゃるのではないでしょうか。きちんと治療しないと、破れた傷口から感染症を引き起こしたり痕が残ったりする事があります。

しかし、きちんと対処すれば大丈夫です。水ぶくれが破れた時に、早くきれいに治せる正しい対処法をご紹介します。

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水ぶくれはなぜ出来るのか

そもそも、火傷をしたらなぜ水ぶくれが出来るのでしょう。水ぶくれは「水腫れ」と言い、水で膨れるという意味です。

皮膚は外側から表皮⇒真皮⇒皮下組織の3層からなっており、火傷が表皮を通り抜け真皮まで達すると真皮にある毛細血管がダメージを受けリンパ液がにじみ出てきます。にじみ出たリンパ液が、表皮と真皮の間に溜まると水ぶくれになります。

水ぶくれが破れた時の処置

ワセリン

水ぶくれが破れてしまうと、表皮が剥がれて真皮がむき出しになるため感染症の恐れがあるのでなるべく早く処置をしなければなりません。最近では「湿潤療法」が一般的な処置になります。

湿潤療法とは傷口を乾かさず、体内から出てくるリンパ液を閉じ込め、潤いを保たせることにより人の治癒力が高められ、傷を早く治すという方法です。

湿潤療法

  1. 流水できれいに流した後、残っている皮膚を無理のない程度で剥がします
  2. もう一度流水で流し、乾燥した清潔なタオルで水分をふき取ります
  3. 傷口より大きめに切ったラップにワセリンを塗ります(皮膚を保護するため)
  4. ワセリンを塗ったラップを患部に巻き、医療用テープで留めます。ラップがずれる場合は包帯などを巻いて固定してください
  5. 毎日患部を洗い、ラップを交換します

ワセリンを塗るとき患部に直接触れると痛みを感じることもあります。ラップに塗ってから巻くと少し痛みが緩和されるのでお勧めします。これと同じ原理で作られたバンドエイドが「キズパワーパッド」です。

キズパワーパッドが新たに出てくるリンパ液を閉じ込め傷を保護し、回復を促進してくれます。バンドエイドと同じように使用するだけでラップとワセリンよりお手軽に処置出来るのでお勧めです。患部より一回り大きいものを直接貼って下さい。

ラップやキズパワーパッドは傷口にピンク色の新しい皮膚が再生し、痛みを感じなくなったら使用を止めても大丈夫です。火傷の患部を消毒してしまう方も多いと思いますが、消毒液は細菌細胞のたんぱく質を壊すことで殺菌をしています。

そして、細菌だけでなく傷の周りの細胞まで同時に壊してしまうので回復を遅らせてしまいます。消毒はせず処置してください。

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やけどの痕を残さないために

火傷をした時「痕が残るか」は、とても気になりますよね。特に火傷した場所が顔ならなおさらです。湿潤療法は痕を残しにくい治療法ですが、その他にも火傷の痕を残さないために出来る事をご紹介します。

紫外線を当てない

やけど後の皮膚は、色々な刺激を受けやすい状態です。紫外線に当たると火傷の痕が濃く残る可能性があります。紫外線対策をしっかり行ってください。

ビタミンCを多く摂る

ビタミンCは皮膚の再生を促してくれます。また、火傷の痕のような色素沈着している肌の状態を改善してくれる効果もあります。かんきつ類や野菜の摂取を心がけて下さい。

ビタミンC配合の、化粧水やローションを使用するのも火傷の痕を残さないために効果的です。症状が落ち着き、触ってもヒリヒリしなくなってきたら使用しても大丈夫です。

まとめ

火傷で水ぶくれが破れてしまった時は、なるべく早急に湿潤治療をして下さい。

  • ラップとワセリンで覆う
  • キズパワーパッドを貼る

ご家庭で簡単に出来る湿潤療法です。痕が残りにくいので、お子様の火傷治療としても最適です。「水ぶくれが破れただけで病院に行くのは気が引ける」と思わずに、少しでも異常を感じた場合は医療機関に受診する事をお勧めします。

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