ハッカ油スプレーの作り方!赤ちゃんの虫除けにも使える
ハッカ油(はっかゆ)には多くの使い道があり、お掃除や消臭の他に虫よけなどにも効果があるので、常備しておくと何かと便利です。
ハッカ油はスプレータイプのものの方が使いやすいことが多いので、ハッカ油を購入して自分でスプレーボトルに入れたものを1本用意しておきましょう。スプレータイプのものも販売されていますが、どうしても割高感が否めません。
作り方はと〜ってもカンタンなので、是非自分でハッカ油スプレーを作ってみてください。
目次
そもそもハッカ油とは?
ハッカとはシソ科ハッカ属の植物のことを言います。英語では「ミント」といい、日本語の「薄荷(はっか)」より「ミント」の方が馴染み深いかもしれませんね。
ハッカ油とはハッカ草から抽出したオイルで、ハッカ油が多い種類からでも1〜2%くらいしか抽出することができません。ハッカのあの清涼感のあるツーンとした香りはこのハッカ油の成分で、葉っぱをこするととで香りが出ます。
葉茎を乾燥させて水蒸気蒸留で精油を抽出させるのが抽出方法です。
ハッカ油スプレーの作り方
それではハッカ油スプレーの作り方をご紹介しましょう!
用意するものはこれだけです。
- ハッカ油
- 無水エタノール
(ハッカ油を水に溶けやすくするために使うので、なくても0Kですが使わない場合はよく振ってからご使用ください) - 精製水
(精製水の方がハッカ油の効能が高くなると言われていますが、用意できない場合は水道水でもOKです) - スプレーボトル
分量はそれほど神経質になる必要はありません。無水エタノールとハッカ油を先にスプレーボトルに入れて混ぜ、最後に精製水を入れてよく振ってから使ってください。
無水エタノール10mlと精製水90ml(無水エタノールを使わない場合は精製水100ml)に対してハッカ油を5滴くらいから、お好みに応じてハッカ油の量を増やしてください。このときご注意いただきたいのは火気厳禁という点です。
無水エタノールは引火性があるので、引火するようなものの近くでこの作業はおこなわないようにしてください。また、エタノールは肌を乾燥させてしまう性質があるので、肌が弱い方はゴム手袋などを着用することをお勧めします。
ハッカ油の量の目安は、制汗スプレーや消臭スプレーとして使うときは少なめの5滴くらい、虫よけとして使う場合はもっと多めの20滴以上入れた方が効果が上がりますが、入れすぎには注意が必要です。
肌に直接スプレーして使う場合は、肌がヒリヒリとしてしまうこともあるので、ハッカ油の注意書きに記載されている適量を守るようにしてください。
ハッカ油スプレーは時間が経つと香りが薄れたり変化してしまうので、できれば一週間から十日くらいで使い切るくらいを作るようにしましょう。
ハッカ油スプレーの使い方
ハッカ油スプレーには虫よけ以外にもいろいろな使い道があります!いくつかご紹介させて頂きますので、いろいろ試してみてくださいね。
虫よけ
虫よけとしては、体に直接スプレーする方法や網戸など虫が入ってきそうな場所にスプレーしておく方法があります。多くの虫はハッカの香りを「毒」と感じるので、網戸や玄関、窓にスプレーすることで虫よけとしての効果が期待できます。
また、犬のダニや虫よけとしても使うこともできます。ただし、猫は精油を分解することができず、体内に溜め込んでしまい肝機能障害を起こしてしまうこともあるので、使わないようにしてください。
ゴキブリ退治
ハッカ油は蚊に効き目があるように、コバエやゴキブリにも効果があります!どうやらゴキブリはハッカ油の臭いが嫌いだそうです。ゴキブリが出そうな場所や通り道になりそうな場所にスプレーしてみてください。
また小さな入れ物にハッカ油を染み込ませた布を入れて、部屋の隅に置いておくのも効果があります。香りがなくなったら、またスプレーしておきましょう。
制汗スプレー
市販の制汗スプレーと同じように使えます。消臭や殺菌効果もあり、暑い日にはひんやりとするので持ち歩くと便利です。ただし、ハッカ油の入れすぎは肌がヒリヒリすることがあるので注意しましょう。
リラクゼーション効果
暑くて寝苦しい夜など枕にスプレーしておくと寝つきが良くなります。ハッカの香りにはリラクゼーション効果もあるので、涼しさとリラックス効果で心地よく眠れますよ♪
カビ防止
ハッカ油には防腐効果や殺菌効果もあるので、バッグや靴箱、タンスなどにスプレーしておくとカビなどの繁殖を抑えることができます。
また靴の中に直接スプレーしたり、靴下にスプレーすることで雑菌の繁殖を抑え、臭いも軽減されるのでオススメです。
臭い防止
臭いを抑えたいゴミ箱の中や生ゴミなどに直接スプレーしておくと、イヤな臭いを抑えられます。お部屋の中の臭いが気になる場所にも、消臭剤の代わりとして使ってみてください。
ハッカ油スプレーはドラッグストアや通販でも購入できます。10mlだと200円くらいから売られているので、初めて使う方はこのような小さなサイズから試してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
ハッカ油は天然素材なので基本的には体に触れても問題ありませんが、薄めることが前提です。刺激が強いので肌に原液が直接触れるとヒリヒリしたり、特に目に入るととても痛いです!
なので肌に直接触れる場合には、必ず薄めてから使ってください。肌の弱い小さなお子様や赤ちゃん、そして敏感肌になりがちな妊婦さんは通常よりもさらに薄めたものを使用するようにしてくださいね。
暑い夏にはとても重宝するので、ハッカ油スプレーを常備しておいていろいろと活用してみてはいかがでしょうか。