食事中に口の中を噛んでしまう原因と対策法
楽しく食事を食べていたのに、口の中を噛んでしまうと、あまりの痛みに楽しい気分も吹き飛んでしまいますよね。ときには、噛んだところに口内炎や血豆などができてしまうこともあります。
できれば口の中を噛まずに過ごしたいものですが、最近口の中を噛むことが多くなったと感じている人もいるのではないでしょうか。そこで、食事中に口の中を噛んでしまう原因と対策法をご紹介します。
目次
口の中を噛む原因
疲労やストレス
人は食べているときに、口の中を噛まないよう無意識に気を付けていますが疲労やストレスがあるときは、脳の働きが鈍くなり、口の中を噛んでしまうのです。また、ストレスで口の中にある舌や頬の裏側を噛む人もいます。
これは、赤ちゃんがおっぱいを吸ったり指しゃぶりをする名残で、精神安定のための行動です。
噛み合わせや顎の異常
歯並びが悪い、親知らずを抜いたなど歯並びに変化があったときに口の中を噛みやすくなってしまいます。また、顎関節症など顎に異常があると、スムーズに顎が上下しないので、口の中を噛みやすくなります。
胃の調子が悪い
消化器官に問題がありビタミンB1などの栄養素が不足すると、体内に入った糖質を分解できずに、乳酸などの疲労物質が蓄積され疲れを感じます。
そうすると軽い神経障害が起こり、口周りの筋肉が思うように動かなくなり口の中を噛んでしまうのです。
筋肉のたるみ
口の中の筋肉が衰えるとたるんでしまうので口の中を噛みやすくなってしまいます。多くは加齢によって起こりますが、口をあまり動かさない人、食べ物をあまり噛まない人もたるみやすいと言われています。
口の中を噛んでしまうと・・・
口内炎になる
口内炎の主な原因は、ストレスや免疫力の低下、ビタミンB2などの栄養不足などがありますが、口の中を噛むなどの外部からの刺激によりできるものもあります。口の中を噛むと、そこから細菌が繁殖して炎症を起こします。
また、慢性的に口内炎にかかっていると、口臭の原因となることがあります。
血豆ができる
口の中を噛むと粘膜の下にある毛細血管が傷つき、そこから血が出て固まることによって血豆になります。
針を使って血豆をつぶす方法もありますが、そこから細菌が入り口内炎になったり、血豆が再発する場合があるので、血豆をつぶした時には、口の中を清潔に保ちましょう。
口の中にできた血豆は、何もしなくても時間とともに治るので触らない方が無難です。しかし何回も同じところに血豆ができる、なかなか治らない場合は、病気の可能性があるので、病院で診てもらいましょう。
口の中を噛まないようにする対策法
疲れやストレスを溜めない
疲れやストレスで脳や身体が疲れてしまうと口元が思うように動かなくなります。適度な休養やストレス発散を行いましょう。
ビタミンB1を補う
ビタミンB1が不足すると口元の神経の動きが鈍くなります。ビタミンB1は豚肉などに多く含まれているので、積極的に摂るようにしましょう。
歯並びや顎関節症を改善する
そして歯並びが原因で頬の裏側などを噛んでしまう場合には、歯医者さんに行き、噛み方の指導や矯正などの治療を受けましょう。
口の周りの筋肉を鍛える
口を大きく開けて話す、よく噛んで食べるなどをして口の周りの筋肉を意識的に動かすようにしましょう。
まとめ
「疲れているな」とか「ストレスが溜まっている」と感じているときは特に口の中を噛みやすい状態なので、食事に集中するなど、口の中を噛まないように意識しましょう。
ビタミンB1を積極的に摂るなど、バランスのとれた食事や健康的な生活を心がけることで、疲れやストレスを感じにくくなりますの、口の中を噛みにくくなります。
避けられないと思っていた口の中を噛む痛みですが、ちょっとした心がけでその機会はグッと減らすことができます。気になって方はぜひ実践してみてください。