消化の良い食べ物!下痢のとき食べられる簡単レシピ
下痢のときは、腹痛や何度もトイレに行かなければならず、本当につらいものです。少しでも食べなくてはと思いつつも、食べるとまたお腹が痛くなるかな?という心配であまり食欲が出ないものです。
しかし、何も口にしないと体力もなくなってしまうし、脱水症状を起こしてしまう可能性もあります。お腹に負担をかけないもので、下痢のときでも安心して食べられる消化の良い食べものと簡単にできるレシピを紹介します。
お腹の調子が悪いときや、家族が胃腸炎にかかってしまった時などは参考にしてください。
目次
無理して食べなくても大丈夫
下痢の症状が強く食欲がないときは、無理して食べなくでも大丈夫です。ただ、下痢のときは体から水分がたくさん出てしまうので、脱水症状を防ぐために、水分はしっかり補給しましょう。
症状が落ち着いてきたら、消化のよいものを少しずつ食べるようにします。
消化のよい食べ物
消化が良いということは、胃への負担が少ない、消化吸収を妨げる食物繊維が少ない、胃に滞留する時間が短いということです。調理するときには、細かく刻む・柔らかく煮込む・油分を減らすなどの配慮が必要です。
また、下痢のときは体力を消耗しますので、エネルギー源となる糖質を摂ることも大切です。
下痢の時のおすすめ食材とメニュー
消化がよく、下痢の症状を緩和させる作用のある食材や簡単に用意できるメニューを紹介します。下痢のときはこれらのものを積極的にとって、体力を回復させましょう。
下痢の時のおすすめ食材
バナナ、りんご、白桃、人参、里芋、じゃがいも、大根、かぶ、カボチャ、豆腐、ハチミツ、鯛・カレイなどの白身魚など
ヨーグルトは整腸作用がある食べ物として有名ですが、たんぱく質や脂質も多いので、下痢がひどいときは控えましょう。下痢が回復してきたら、整腸作用も期待できるのでおすすめです。
食欲がないときにおすすめのメニュー
- すりおろしリンゴ
- おかゆ
- 煮込んだうどん
- にゅうめん
食欲が出てきたときにおすすめのメニュー
- にんじんやジャガイモを使った野菜スープ
- 豆腐と大根のお味噌汁
- 卵雑炊
下痢のときの簡単レシピ
おかゆ(全粥)
材料
- 米 1/2カップ
- 水 500㏄
- トッピング 梅干し・卵・豆腐・しらす・味噌など
作り方
- お米を良く洗い、好みの水加減にし30分ほど水につけておきます
- 炊飯器にセットして「おかゆモード」で炊飯します
- おかゆを蒸らすときにトッピングを加えて混ぜ、一緒に蒸らします
おかゆは米に対する水の割合によってさまざまな種類があるので、下痢の症状に合わせて作るのがおすすめです。今回紹介した全粥は回復期におすすめです。下痢の症状がひどいときには、水の量を増やした三分がゆがおすすめです。
三分がゆは、一人分が米10㏄、水200㏄を目安にすると作りやすいです。水の量は米1に対して5~20まで自由に調節できます。作り方はすべて一緒なので、下痢の状態に合わせて調節してみてください。
煮込みうどん
材料
- ゆでうどん 1玉
- めんつゆ
- 水
- 豆腐
- 人参、大根など消化の良い野菜
作り方
- 消化の良い野菜を薄いイチョウ切りに、豆腐は食べやすい大きさに切ります
- 鍋に水を入れ、野菜と豆腐を入れて火にかけます
- 沸騰したらめんつゆとうどんを加えて、野菜とうどんが柔らかくなるまで弱火で煮込み出来上がりです
子どもが下痢のときの食べ物
子どもの下痢でも水分補給が大切です。白湯や麦茶、ベビー用イオン飲料でこまめに水分をとりましょう。子どもはジュースの方が飲みやすいかもしれませんが、柑橘系の果物は、便を柔らかくする作用があるので避けましょう。
整腸作用のあるリンゴのジュースがおすすめです。乳児の場合は母乳やミルクの調整が必要かどうかをお医者さんに確認しましょう。離乳食期は、一段階前のものを食べさせます。
離乳食が終わっていれば、大人と同じように消化の良いメニューを食べさせてもよいでしょう。
下痢のときの食べ方に注意
せっかく食べるものに気を付けていても、早食いしていると症状がぶり返してしまうことがあります。下痢のときは、「一度にたくさん食べずに、少しずつ数回に分けて食べる」「よく噛んでゆっくりと飲食する」ことを心がけましょう。
まとめ
下痢が続くと本当につらくて、何も口にしたくなくなってしまいます。症状がひどいときには無理して食べなくでも大丈夫ですが、水分は必ず摂るようにしてください。
症状が落ち着いたら、今回ご紹介したようなものから少しずつ食べるようにしましょう。下痢のときは、くれぐれも刺激の強いものや食べすぎを避けてください。消化のよいものを食べて、辛い下痢から早く回復しましょう。