牛乳が体に悪いって本当?理由や根拠は?

牛乳を飲む女性

「牛乳は人間の体に合っていない」
「牛乳は体に悪いので、子どもに飲ませたくない」

近年はこんな意見もよく耳にするようになりました。しかし、牛乳は給食にもほぼ毎日出てきますし、栄養豊富な素晴らしい飲み物だと言い聞かせられて育った人がほとんどです。いきなりこんなことを言われてもにわかには信じがたい話です。

牛乳が体に良くないと主張する人たちがそう主張する理由や根拠はなんなのでしょうか。今回は、牛乳が体に悪いって本当かどうかを調べてみました。

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牛乳が体に悪いとされる理由

がんのリスクを高める

牛乳など動物性食品には人間の成長を促進し、細胞が死ぬのを抑えるホルモンが含まれてます。

このホルモンは、人間の健康維持や成長には欠かせないものですが、異常な細胞までもが増えて、やがてがんになることもあるとした研究結果があります。

しかし、これは動物性たんぱく質についての研究なので、牛乳だけが、がんのリスクを高めるということではありません。

牛乳に限っていえば、前立腺がんや卵巣がんの発症リスクに関係があるかもしれないという研究がある一方で、大腸がんを防ぐともされています。

乳がんにいたっては、研究によって異なる見解が示されているので、牛乳とがんの関係性はいまのところ、一概にはいえないようです。

アレルギーや下痢を引き起こす

腹痛を起こした男性

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロいう方はいませんか。そうだとしたら、「乳糖不耐症」である可能性が非常に高いといえます。

乳糖不耐症とは、牛乳に含まれる「乳糖」という成分をうまく分解できずに、牛乳を飲んだ後に腹痛や下痢、お腹の張りなどを引き起こしてしまう症状です。消化器官に負担がかかるので、アレルギーの原因にもなるといわれています。

乳糖不耐症かどうかは遺伝的に決まることが多く、1972年に行われた調査では約8割の日本人が乳糖不耐症であるこという結果が出ています。

症状の出方は人によって異なりますが、牛乳を飲むたびに下痢をしてしまう方にとっては、牛乳は体に良いとは言い難いですね。

コレステロールを増やす

牛乳にはコレステロールを増やす飽和脂肪酸が多く含まれています。これは、動脈硬化、心臓病、脳卒中などの原因になります。

アメリカでは、飽和脂肪酸の摂り過ぎを防ぐため、小児科学会と心臓協会が2歳以上の子どもには低脂肪乳か無脂肪乳を飲むことを推奨しています。

骨粗しょう症のリスクが高まる

牛乳は骨を丈夫にすることでおなじみのカルシウムが豊富に含まれています。しかし、同時にカルシウムと結合して、カルシウムの吸収を阻害する「リン」という成分も多く含まれています。

そのため、カルシウムが摂取できず、骨粗しょう症のリスクを高めると言われています。

白内障の原因となる

牛乳に含まれる乳糖が分解されると「ガラクトース」というものに変わります。これが目に留まると、白内障の原因になることがあると言われています。

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牛乳を飲まない方がいいの?

牛乳に対するデメリットばかりを紹介していると、牛乳は飲まない方が良いのではないかと思ってしまいます。しかし、牛乳が体に悪いとする根拠を覆す意見も多くみられます。

例えば、牛乳に含まれるリンがカルシウムを阻害すると言われていると紹介しましたが、牛乳に含まれるカルシウムとリンのバランスは理想的で、カルシウムが摂取できないという事実はないのです。

牛乳は、カルシウムだけでなくたんぱく質やミネラルなども豊富に含む栄養価値の高い食品です。

乳糖不耐症など、体質に合わないときは無理して飲む必要はありませんが、忙しくて、食事のバランスが取れないときなどには、とても良い栄養補給源です。

まとめ

長い間、牛乳には栄養があると言われて育ってきた世代の方には、牛乳は体に悪いと言われてもいまいちピンとこないことでしょう。今のところ、牛乳が体によいか、悪いかははっきりとした結論は出ていません。

必ずしも体に悪いわけではありませんが、どうしても心配なら、ほかの食べ物から栄養素を補うことは可能です。なんでもそうですが、食べ過ぎなければ健康に大きく被害をもたらすものでもありません。

心配し過ぎて極端に避けるよりは、美味しく適度に牛乳も飲みましょう。

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