洋服に生えたカビや臭いの取り方
久々に着ようと思ってタンスから出した洋服、あれ?なんかカビ臭い?そして何やら白いものがついていたり、また黒いポツポツが付いていたりってことはありませんか?それらの正体はどれも「カビ」。
キレイに洗濯してしまっていたのに「ナゼ!!!」と思わず叫んでしまいそうになります。お気に入りの洋服だと本当にガッカリしてしまいますよね。
そこで今回は、洋服のカビとカビの臭いの上手な取り方についてご紹介させて頂きます。大事な洋服、元どおりに戻してあげましょう!
白カビの取り方
洋服についた白っぽいもの・・・それは白カビです。でも大丈夫!白カビはカンタンに落ちます。まずは日干しをしてみましょう。日干しをすることで殺菌され、カビを殺することができます。そのあとに次の方法を試してみてください。
- 手で払うかブラシで優しく叩いてみてください。ただ、 の時にカビが部屋に中に飛んでしまうので、ベランダや窓の外でやるようにしましょう。
- それでも落ちないようであれば、化粧を落とすためのクレンジングシートや台所用洗剤で軽く拭き取ってみてください。
- それでも落ちなかった、という方は漂白剤で除菌してみましょう。使うのは酸素系漂白剤。(衣類の洗濯表示を確認してから使うようにしてください)お湯1リットルに対し10グラムを目安に、お湯が冷めたらゴム手袋をはいて軽くもみ洗いしてください。酸素系漂白剤は水よりもお湯の方が効果が高いです。そのあと普通に洗濯、最後に日干しをして終了です(^ ^)
黒カビの取り方
そしてやっかいなのが黒カビ。普通の洗濯ではなかなか落ちてくれません(T_T)小さな黒いポツポツを発見したら早めに対処しましょう。まずは家の外で服を叩いたりブラシをかけてカビを落とします。
軽度の黒カビ
ポツポツとある程度の黒カビであれば、消毒用エタノールを使ってみてください。消毒用エタノールを布巾などに染み込ませて黒カビのあるところを叩いてみて、これでカビが落ちたら洗濯をして天日干しをします。
ただし、エタノールは衣類の色落ちの可能性もあるので、目立たない部分で試してみることをオススメします。
もうひとつ、重曹ペーストも効果的。重曹を水でペースト状にして歯ブラシなどでカビに塗り、10分くらい置いてそのまま洗濯してください。
重度の黒カビ
それでも落ちない時や、カビが広範囲に広がっている時は酸素系漂白剤を使いましょう。バケツなどに40度くらいのお湯を入れ、お湯1リットルに対し漂白剤10グラムの割合で入れます。
そこにカビのついた服を入れ、カビの部分をゴム手袋をはいてもみ洗い。生地が丈夫であれば歯ブラシなどを使うとより効果的です。(歯ブラシっていろいろ使えて重宝しますよね!)
バケツのお湯が冷めたら一度捨てて、また同じようにお湯と漂白剤を追加してください。1時間くらい浸けておき、落ちていなければもう一度同じようにします。そして普通に洗濯してください。
白い生地なら塩素系漂白剤で
白い生地であれば塩素系漂白剤でもOK。水1リットルに対し漂白剤10グラムを入れ、つけ置きして洗います。ですが塩素系漂白剤は生地を傷めやすく、臭いもキツイのでご注意ください。
また、塩素系と酸素系の漂白剤を混ぜることは絶対にしないでください!有毒ガスが発生してしまいます。
仕上げに
洗濯をして干し終わったら「オスバン」という消毒液をスプレーしておくことをオススメします。黒カビは根っこが残っていることが多いので、殺菌効果の高いオスバンをかけておくと除菌効果が高まります。
また、このオスバンは漂白剤につける前にスプレーしておいても効果があります。
1本用意しておくと便利ですよ。
カビの臭いの取り方
クリーニングに出してしまっていたのに、いざ出してみるとカビ臭いことって結構ありますよね。実はカビは無臭で、あの臭いは細菌の臭いなのです。臭いを取るにはまず洗濯した後に天日干しをしてみましょう。
それでも臭いが取れない時は、やっぱり酸素系漂白剤!40度くらいのお湯で洗濯、もしくはつけ置き洗いをして最後に天日干しをしましょう。
臭いがひどい時は、黒カビで使った「オスバン」を漂白前にスプレーしておくと効果的。最後に天日干しでしっかりと乾かしてください。
まとめ
大切な洋服にカビがついてしまったときは、クリーニングに出してしまうのも手っ取り早いのですが、高い料金を払わなくても自分でカビを落とせるかもしれません。
カビやカビ臭さがついてしまった大事な洋服、自分の手で蘇らせてみませんか。
※こちらの記事では家中のカビを撃退する方法をまとめてご紹介しています。