捻挫と診断されたが骨折だった!どうしてレントゲンでわからないの?

捻挫

病院に行ってレントゲン検査をして捻挫と診断されたにも関わらず、実は骨折だったという事もあります。捻挫や打撲と診断されても、長期間痛みや腫れが引かない場合は、骨折の可能性もあるので注意が必要です。

骨折はレントゲン検査をすれば、すぐに診断できると思っていませんか。私もその一人でしたが、実は、レントゲン検査では分かりにくい骨折もあるのです。今回はレントゲン検査ではわかりにくい骨折についてご紹介します。

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レントゲンで分かること

レントゲンは、X線の透過率の違いを利用して骨を造影するので、骨などの密度の高い部分は白く、肺や空気など密度の低いものは黒く映ります。骨折をすると、レントゲンではその部分が黒く映るので、骨折の診断に有効な検査方法です。

そのため、骨折が疑われるときは、レントゲンをとることが多いでしょう。完全骨折という骨が完全に断裂している骨折はレントゲンを撮れば、ほぼ診断できます。しかし、レントゲンで全ての骨折が診断できるわけではありません。

その場合は他の検査が必要です。

レントゲンでは診断しにくい骨折

骨折

大抵の骨折や骨に入ったヒビはレントゲンを撮ることで診断できるのですが、中にはレントゲンに映りにくい骨折やヒビもあります。

打撲直後の微細な骨折やヒビ

ケガをしたばかりで、炎症や腫れが激しい状態のときは、微細な骨折やヒビなどはレントゲンにはっきりと映らないことがあります。そのため、病院でレントゲンをとったのにも関わらず、捻挫という診断が付くことがあります。

この場合は、数日たって炎症や腫れが少し落ち着いてから、再度レントゲンを撮ることで、骨の詳細を確認することができます。

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疲労骨折

長期的な物理的ストレスが元で起こる疲労骨折はレントゲンで確認することが難しいといわれています。疲労骨折は骨の内部の異常なので初期段階ではレントゲンには映りません。

初期症状が出ると、体が疲労骨折を治そうとして、疲労骨折したところの骨の周りに膜を作ります。2、3週間たつと、その膜がレントゲンで確認できるようになり、その時点で疲労骨折していたと確定できるのです。

不全骨折

骨にヒビが入っている状態を不全骨折といいます。不全骨折は、骨同士がほとんど離れていないので、骨折線がはっきりと映し出されないことがあります。

また、骨の内部が折れていて、外側の骨膜に損傷がない骨膜下骨折も不全骨折の一つで、レントゲンに映りにくいとされています。

子どもの骨折

子どもの骨は骨自体がレントゲンに映らないものもあるので、骨折が診断できないことがあります。

レントゲンで診断できないときは

レントゲン

傷みや腫れなどの症状があるのに、レントゲンで骨に異常が確認できない場合は、他の検査方法を用いることがあります。

CT

3次元的に骨折部を評価できるので、骨折を最も詳しく評価できる検査です。骨が重なって見えにくい部位の骨折診断にも有効です。被曝量が多いというデメリットもあります。

MRI

腱や靭帯などの骨周辺の軟部組織の損傷や、骨内部の出血まで詳細に確認できます。被曝はしませんが、検査に20~30分かかる、ペースメーカーや、MRI非対応の金属が体内に入っている人は検査することができないなどがデメリットです。

血管造影

血管の損傷が疑われるときに行います。骨盤骨折で血管損傷を合併していると命にかかわることもあるため、よく行われる検査です。

血液検査、尿検査

骨折をすると、骨から出血することがあるため、血液検査にて出血量を推測します。ヘモグロビン値が少ない、ヘモグロビン値が急激に減少するときは、さらに血管造影や輸血を検討します。

まとめ

レントゲン検査をしたうえで「骨に異常なし」と診断されれば、誰でも骨折ではないんだと納得してしまいますよね。しかし、骨折の中にはレントゲンに映りにくいものもあるので、痛みや腫れなどの症状が続く場合には注意が必要です。

日を改めてレントゲンを撮ったり、他の検査をすることで、骨折が見つかることもあるので、大したことないと放置せず、再度受診をするようにしましょう。

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