子供の左利きを矯正しないほうがいいって本当?

子供の左利き

日本人のおよそ1割が左利きだといわれているので、やっぱり世の中のシステムは9割にあたる右利きに便利なようにできています。

例えばハサミ、自動改札、急須などの生活に関わること以外にも、野球やゴルフなどのスポーツも右利きと左利きではグローブやクラブが違ったり、ギターやベースも左利き用を使わなければなりません。

そもそも日本語は右利きで書きやすいように作られているそうです。大人になってからもいろいろと不便な左利き、昔は多くの左利きの子供が右利きに矯正されました。

そこで子供が左利きだった場合、小さい頃から矯正した方が良いのか、について検証してみました。

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どうして左利きになるのか?

日本に限らず世界的にも左利きの割合は1割で、この割合はこれまで50万年もの間変わっていないそうです。驚きですよね、一体どうして1割の人間が左利きなのか、ますます興味が湧いてきました。

やはり遺伝なのか?というと、残念ながらまだ解明されていないそうです。いくつかの説をご紹介しましょう。

遺伝によるもの

両親が右利きの場合、およそ10%左利きの子供が生まれ、両親が左利きだと25%にも確率が上がるという統計が出ています。ですが兄弟はもちろん、一卵性双生児でも利き手が違うケースもあります。

胎内で変化

胎内にいるときや出産時に左脳を圧迫するような出来事が起こり、それを補うために右脳が発達したという説です。左脳は右手を、右脳は左手を司っているため、右脳が発達すると左手が利き手になるといわれています。

生活環境

利き手が決まるのは3〜4歳の頃なので、そのときに多く使った手が利き手になるという説です。

1割という割合がずっと変わっていないことを考えると、やはり遺伝子によるものと思えますが、それなら男女の比のように半分半分でも良いはずだと思いませんか?一体どうして左利きの割合はず〜っと1割なのでしょうか。

では手の動きを司っている右脳と左脳の違いをみてみましょう。

右手を司る左脳

読み書きや計算、言語能力など理論的な思考をする。

左手を司る右脳

音楽や映像などの認識、それにひらめきなど、感覚や芸術性を司る。

このことからも左利きの人は芸術性に優れている、といいわれています。だとすると、1割の人間が芸術的な才能の持ち主として誕生したのかもしれません。そう考えるとなんだか左利きの人が羨ましくなりました(笑)

いやいや、ところが左利きにはこんなに多くのデメリットがあるので、そうも言ってはいられないようです。

左利きのデメリットとは

左利き

右利きの人にはわからないような細かな不都合がかなりあるそうです。

文字を書く

日本語は右利きに書きやすいように作られている上、横書きだと書いた文字が自分の手で見えなくなったり、左手が書いた文字の上を擦っていくので汚れやすくもなります。また習字のはらいやハネができなかったりするそうです。

さまざまな道具は右利き用

身近なものだとハサミでしょうか。缶切りなどもそうですが、今はあまり使わなくなりました。野球のグローブやゴルフのクラブなども左利き用は少数です。

そしてパソコンのキーボードや、財布などのチャックも右利きに開けやすいようになっているのをご存知ですか?

食事

狭いところで食事をするとき、左利きの人は左端に座ろうとするそうです。なぜならお箸を持つ左手がどうしても左側の人とぶつかってしまうからだそうで、こんなところでも肩身の狭い思いをしています。

このように普段生活する上で必要なものは右利き用になっているので、左利きの人でなければ気づかないこともたくさんあります。右利きからしてみると、左利きの人に申し訳ないような気もしますが、左利きにもちゃんとメリットがあります。

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左利きのメリットは?

こんなメリットがありました。

スポーツ

球技や格闘技など、相手と対戦するスポーツは左利きが有利だといえます。なぜなら左利きは1割しかいないため、右利きの人にとっては普段の練習であまり対戦する機会がなく、予測がつかなかったり相手の行動についていけなかったりします。

一方左利きはいつも練習相手が右利きなので、ある意味慣れているといえるでしょう。いろいろなスポーツで左利きが有利であるといえます。

脳の活性化

ドアノブやトイレのレバー、それに自販機など、意外と気づかないところでも右利き社会になっています。左脳を使う右利きの方は、このような普段の動作も右手を使うので、どうしても左脳の方が活発に働くことになります。

一方普段右脳を使うことが多い左利きは、右手を使うことで左脳も使うことになり、左右の脳を必然的に使うことで左右両方の脳が活性化されるそうです。

両手が使える

右利きの人は左手はとても不器用ですが、普段から右手を使う必要がある左利きの人は結構右手も使えます。

優秀な人が多い

アメリカの大学で12歳の子供を対象とした学力テストをした結果、以下の子どもが優秀であったという結果が出ています。

  • 近視
  • 左利き
  • アレルギー体質

またロシアの生物学者によると、左利きの人の方がIQが高い傾向にあると発表するなど、いろいろな方面で”左利き優秀説”が出ています。こうみるとメリットというよりは、むしろ選ばれた人物、のような気がしてきました。

それならば左利きは矯正しないほうがいいのでしょうか?

左利きは矯正するべきなのか?

箸の持ち方

答えというものはありませんが、両手を使わせてみる、という選択肢はいかがでしょうか。確かに左利きにとって不便なことが多い世の中、将来を思って無理に矯正しようとしても、子どもが萎縮してしまったり拒絶反応を起こすこともあります。

そこで解決策のひとつとして、矯正するのではなく右手を使うことを増やしてあげる、というやり方です。矯正ではなく、子どもと楽しみながら右手の動作も増やしていく、というもので実際にアメリカでは、両利きの人が25%を超えているといいます。

子どもの選択肢を増やしてあげる、というのも視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

子どもが左利きだった場合、無理に矯正するとせっかく持っていた左手の能力が損なわれてしまう可能性があります。そして矯正を強いられる子どもにとってもストレスとなってしまい、さらには左利きであることにコンプレックスを感じてしまうこともあるそうです。

確かに左利きだと将来不便なことも多いで、親としては右利きの方が便利だと思うのも当然だと思います。

ですが、せっかくの左手の能力を伸ばしてあげる、さらには利き手ではない右手の能力も伸ばしてあげる、と考えるのも選択肢のひとつではないでしょうか。左利きは10人に1人しかいない貴重な才能かもしれません。

矯正する方がいいか悪いかの判断は難しいですが、メリットとデメリットを比較しながらご判断ください。

 

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