日本赤十字社の仕組みは?寄付金は本当に被災地に届くの?

 

日本赤十字社

地震や台風など、日本では大きな災害が増えています。大きな被害が出たときに募金をする方も多いと思いますが、みなさんはどこに寄付をしていますか?

寄付金というとわたしの場合「日本赤十字社」を思い浮かべるのですが、どのような仕組みになっているのかが気になっています。預けた寄付金はちゃんと被災地に届いているのか?そもそもどのような団体なのか?

そこでこの「日本赤十字社」について調べてみました。みなさんの善意の募金、どのようにして被災地に届けられるのでしょうか。

スポンサードリンク

そもそも赤十字ってなに?

日本赤十字社のHPにはこのように記載されています。

赤十字は、アンリー・デュナン(スイス人:第一回ノーベル平和賞受賞者)が提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界191の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークを生かして活動する組織です。

引用元:日本赤十字社公式サイト

ジュネーブ条約をご存知でしょうか。これは戦争地での民間人や傷病者の保護や、捕虜に対する人道的扱いについて改善を求める条約で、別名赤十字条約といいます。

スイスの実業家だった アンリー・デュナンは、悲惨な戦争犠牲者の状況を伝えるために1862年に『ソルフェリーノの思い出』という本を出版しました。この本には以下の3つのことが必要であると書かれています。

  1. 戦場の負傷者と病人は、敵味方関係なく救護する
  2. そのための救護団体を各国に置いておく
  3. この目的のために国際的な条約を締結する

この訴えが多くの国に支持されて1863年に「5人委員会」ができ、ヨーロッパ16カ国が参加した最初の国際会議が開かれ、その後世界中に広まっていきました。

日本が参加したのはそれから22年経った1886年、現在では世界の188もの国が加盟しています。このように赤十字とは、戦争中や天災などにおける負傷者の救護、それに捕虜に対する人道的扱いを国を問わず求める、という組織のことです。

この素晴らしい考えが、世界中に広まったことは本当に喜ばしいことだと思います。

日本赤十字社とは?

診療所

1886年、日本政府がジュネーブ条約に加入したことを受け、1887年に日本の博愛社(1877年にできた救護団体)から日本赤十字社へと名前を変更しました。初めての救護は1888年の磐梯山噴火のときでした。

その後1901年に社団法人となり、さまざまな支援活動を行っています。また各都道府県には診療所や血液センター、それに福祉施設や看護学校なども持っています。

災害時に備えて全国には470もの救護班を編成、医療のほかにも毛布や災害セットなども備蓄しています。本当に頼もしくありがたい存在です。では気になる寄付金についてはどうなのでしょうか?本当に被災者に届いているのでしょうか?

スポンサードリンク

日本赤十字社の寄付金の仕組み

現在日本赤十字社で受け付けている寄付金は、大きく分けるとこの2つになります。

赤十字活動

国内外で苦しんでいる人を救うための寄付で、継続的なものと1回のみのものがあります。

国内義援金と海外救援金

特定の地域に対する寄付です。

一般的にわたしたちが赤十字に寄付をする場合、被災地への義援金が多いかと思います。支払い方法は多岐にとんでいて、クレジットカード、銀行振込、口座振替、コンビニ端末、また直接窓口に持って行くこともできます。

大きな災害が起こるといろいろな企業も義援金を集めますが、それらはだいたい日本赤十字社を通して被災地へ届けられるそうです。さて、こうして集められた寄付金はどのようにして苦しんでいる方たちへ届けられるのでしょうか?

疑い深いわたしは、職員の給料や会社の経費などにもこの寄付金が使われるのでは?最悪使途不明金のようなものに使われるのでは? なんて思っていました。

ところが日本赤十字社のHPには、”義援金は全額被災地へ届けられる”とありました。このような流れになっています。

「義援金分配割合決定委員会」で都道府県にどのように分配するかを決め、そして日本赤十字社の支部や義援金受入団体などで作られる「義援金分配委員会」で協議されて決定します。

募金箱

そして各市町村へ送金され、被災者へは市町村から届けられることになります。みなさんの善意の義援金は、全額被災者へと届けられるとわかってホッとしました。では、会社の維持費はどうなるのでしょうか?

実は義援金のための寄付金とは別に、会員制度といって寄付金を社費として募っています。会員(社員といいます)は個人では1,000万人近く、法人では12万社あるということで、十分にまかなっていける金額が集まっているそうです。

HPには決算報告書や収支監査報告なども掲載されていて、透明性は高いといえるのではないでしょうか。疑えばキリはありませんが、わたしは公式HPにある”義援金は全額被災地へ届けられる”を信用したいと思っています。

そもそも赤十字は アンリー・デュナンの素晴らしい思想と、それに同調した世界中の国によってできた団体、みなさんの善意の気持ちが被災地に届けられなければ意味がありません。ちゃんと被災地に届けてくれると思います。

まとめ

赤十字とは、スイスの実業家だった アンリー・デュナンが提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」という提唱に世界中が賛同してできた団体です。

日本も発足から22年後に参加し、1886年に日本赤十字がでました。

活動費は「社費」という別の寄付金で賄えているということなので、大きな災害が起きた時にわたしたちが寄付する”義援金”は、全額被災者に届けられる、という公式の記載には信憑性があるとわたしは思いました。

今後も日本赤十字には、みなさんの善意を被災地に届けていただきたいと願っています。

スポンサードリンク

コメントを残す

このページの先頭へ